アクアレイヤー導入事例 (5)  

 

太陽熱エネルギー利用(ダイレクトゲイン)

設計:建築計画研究室 深川良治氏
物件名:F邸(東京都世田谷区)
竣工:1999年
 

建築計画研究室1 概要:
 2階廊下部分の床仕上げに鉄板を利用し、
 ダイレクトゲインを積極的に利用。
 1階部分は土間コンクリートに直接設置し
 蓄熱量を補強し、深夜電力で使用。

 







1)採用した理由
施主から使いたいとの強い要望があり、採用検討するうちに
1.水を使った適正技術であること
2.木造の内部蓄熱容量増大化が2階においても可能なこと
3.シートヒーターからの熱を合理的な内部対流によって全体に行き渡らせ、
 かつ床材裏側に相対的な高温部が接触すること
4.ダイレクトゲインによる熱取得もできること
5.床暖房というより、蓄熱材自体が熱取得して低温での長時間放熱が期待できること
6.接触温度環境の改善による投入熱量の極小化が期待できること
などから積極的に採用した。


建築計画研究室2

2)お客様の声
家族のほとんどが防虫剤や芳香剤などの化学物質に敏感なのと、
喘息気味の子供がいるのでホコリやダニなどもいっしょにかきまわすエアコンに代わるものとして
アクアレイヤー・システムでの暖房を、と考えました。
寒い日に外出先から帰ってくるとホッとします。
思っていたよりは床表面の温度は暖かくはありませんが、
ちょうどいい「ぬくもり」で快適な生活をおくっています。
1月、2月の真冬でも、ほとんど1Fの深夜電力による稼働部分だけで十分温かく、
2Fのアクアレイヤーシステムに通電するのは1年に3〜4回だけです。
それも、一部屋に通電するだけで済んでいます。
深夜電力代は、この時期で大体9000円強ですので、
2Fを通電したときの通常電力代を加えても暖房費は1万円は超えていないと思われます。


3 )アクアレイヤー仕様
アクアセルタイプ:45mm(1階-土間コンクリート直接設置)
設置階:1,2階
設置面積(アクアセル全長):95.9㎡(316.45m) 1階 45.5㎡(150.05m)2階 50.4㎡(166.4m)
発熱量:7,567W 1階 4,622W(深夜電力契約)2階 2,945W(従量電灯契約)
水量:約3,670リットル 1階 約1,750リットル 2階 約1,940リットル
イニシャルコスト:約2,300,000円(浴室用埋設式床暖房も含む)
         ※イニシャルコストは、それぞれ施工当時の価格になります。

  建築計画研究室3 

建築計画研究室4


4)建物仕様
構造:木造
断熱方法:壁内断熱
主要断熱材:
 屋根-グラスウール t=100mm
 外壁-グラスウール t=100mm
 床 -基礎外断熱
開口部:ペアガラス(空気層12mm)